11/17(水)の午前中に今回初めて国会内で、しかも与野党合同で行われた事業仕分けの傍聴に行ってきました。
これは衆議院の決算行政監視委員会行政監視小委員会で行われたもので、民主党の階猛(しなたけし)議員や自民党の平将明議員などが中心となって実現したものであります。
階猛議員は前回、内閣府の行政刷新会議で長妻昭衆議院議員も座長となって行った事業仕分けの時の、評価人の一人であり、平将明議員は自民党政権時代から河野太郎議員などと共に事業仕分けの導入を提案していた議員です。
今回、傍聴に行ったきっかけは『「事業仕分け」から政治改革は始まっている!!』というテーマで行われたシンクタンク構想日本の講演会で、このお二人からこの憲政史上初の国会内での事業仕分けの話を聞いたからです。
当日の仕分けの対象は、民主党政権下、一度仕分けを行ったが財務省が復活させていた、公務員宿舎に関わる事業と、福島第一原発事故以来問題とされている、内閣府や経産省が進めてきた原子力発電関連事業が対象で、総括的なムダ削減の議論が行われておりました。
また、評価参考人の一人は、『官僚の責任』などの本で話題の、あの元経産官僚の古賀茂明氏も入っており、官僚側の言い訳をばっさり切り捨てていました。
事業仕分けの手法自体は、今まで行ってきた事業仕分けと変わりがありませんが、今回、国会で、しかも与野党が合同で、衆議院の委員会で事業仕分けを行ったことについて、私が感じた、メリット、デメリットを以下、箇条書きで挙げます
【メリット】
l 衆議院の委員会内で行う事で、各省庁に対して仕分け結果の拘束力がより強くなったと言える事。
l 与野党が合同で行った事で必然的に、仕分け結果に与野党の合意がなされるといえる事。
l 国会の委員会室で行うことでの会場費などの経費削減につながる事
l 動画が衆議院TVでも見られる事。
【デメリット】
l 紹介議員がいないと傍聴できない事
l 外部の会場で認められていた録画、録音、携帯電話の持ち込み(外部施設での仕分けはマナーモードならOK)の禁止
l 傍聴席が少ない事(一般の席数は30席に満たないと思う。立ち見でも70名位)
l 野党議員の仕分け人が説明者の政務官(政権党の議員)などの政治責任追及をしがちであった事 以上です。
デメリットがあるものの、私自身は当然今回の国会での、しかも衆議院の委員会内で与野党合同で行った事業仕分けは非常に有益であると思います。長妻昭衆議院議員が厚生労働大臣時代に省内事業仕分けを行いましたが、このように多様な形の事業仕分けは、今後もどんどん行うべきだと思います。
ただ、それぞれセクションで行った仕分けの結果は、縦割りでそれぞれが、ただやっただけで終わらず、今度こそ、しっかりとムダ削減に繋がらなければならないと強く思います。でないと、また、パフォーマンスだと言われ終わってしまいます。約1000兆円の負債がある日本にはもう遊んでいる暇はない。 セキュリティー厳しく、画像はこれくらい・・・
“憲政史上初!国会内(衆議院決算行政監視委員会)の与野党合同事業仕分け傍聴” への1件のフィードバック
平氏などの氏支族に五月蝿く群れ憑き纏ったち魑魅魍魎の類が行った歴史考察と文化破壊はGHQなどが相続を認めた世界に誇れる文化遺産を炎上させました。