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いじめ緊急調査アンケート実施 渋谷区では28件のいじめを確認

  渋谷区内の全小・中学校の児童、生徒に行ったいじめに関するアンケート調査の結果が報告されました。このアンケートで学校が調査前から把握していたいじめ10件に加え、新たに18件のいじめが確認され計28件のいじめが報告されました。中には「叩く、暴力」6件、「お金や物をとる、隠す、壊す」6件というものもありました。また、これとは別に「クラスメイトでの言い合い」や「悪口」「避ける、無視する」「名前をモジる(名前ちょっと変えてふざけて呼ぶ)」など「いじめの疑いがあると思われる」というものが、小学校で45件、中学校で12件、計57件ありました。

確認されたいじめ28件については全て教師が対応し、すでに解決しており、「いじめの疑いがあると思われる」についても対応済み、または対応中ということですが、教師や保護者などの見えないところでいじめが続く可能性もあります。また、今回の調査で全てのいじめが把握できたかということも含め、今後も注意深く対応することを求めます。

【いじめられることは『恥』ではない。逃げ道をつくってあげることが重要】

 私も中学生の頃いじめられたことがあります。当時、自分がいじめられていることが恥ずかしく、認めたくなかったのでなかなか相談できませんでした。また、他人をいじめたこともあります。最近のいじめ問題で、自分が子どもの頃はどうだったかを振り返り、みんなで無視したことなど、あれはいじめだったと気づいたものもありました。確かにいじめている方はふざけていたり、いじめている感覚がなくても、相手を追い詰めてしまうということもあると強く感じました。

私は、今、いじめられている子どもに、いじめられることは恥ずかしいことではなく、いじめる方が本当に恥ずべき人間だということ、また、本当につらい時は逃げてもいいと伝えたいです。

今までいじめによって自殺してしまった子どもたちは、死ぬこと以外の選択肢を与えられなかった子どもたちです。もっと早く親や教師が、子どもの意変に気づき、いじめから逃げることは「恥」ではない、死ぬくらいなら学校にいかなくてもいいという環境をつくってあげていたらこれほど多くの子どもたちの命が犠牲になることはなかったのではないかと思います。

確かにいじめはどこにでも起こりえます。だからこそ、親や教師が、小さなことにも目を配り、いじめの疑いを見逃さないこと、また、いじめを些細なことととらえず、いじめられている子どもには柔軟に対応するべきだと思います。

【いじめ緊急調査(平成24年7月18~20日実施)結果)

 

 

小学校

中学校

発生件数

以前より認知していたいじめ

6件

4件

10件

今回の調査で新たに分かったいじめ

8件

10件

18件

いじめ発生件数

14件

14件

28件

様態

ことばによるいじめ、からかい

12件

7件

19件

無視、仲間はずれ

1件

2件

3件

叩く等、暴力

2件

4件

6件

お金や物をとる、隠す、壊す

1件

5件

6件

・今回の調査で確認されたのは、小学校14件、中学校14件の計28件。

・新たに把握に至った件数は18件。他10件は、これまでの調査で把握しているもの。

・全ての件について、加害者側、被害者側の保護者に連絡済みである。

・全ての件について、継続的に指導はしている。

(はるた学区政レポートVol.11より)

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