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初の議会で区長に質問!議員報酬の見直しを求める

6月6日より平成23年第2回定例会が開かれ、私は議会初日に民主党渋谷区議団を代表して、桑原区長に対し質問しました。

まず、質問したのは、選挙前に私が公約に掲げた、議員報酬の見直しについてです。

国税庁のデータを基に、民間の平均給与の下落率に対して、議員の報酬はほとんど下がっていないという事実や、国政で社会福祉財源の一部を国民の皆様にご負担をお願いする議論がなさされている事を鑑み、区議会議員も率先して身を削るべきではないかと問いました。

これに対し区長の答弁は、議員は昔と違って専業の議員が多いことや、4年に一度の選挙のリスクを考えれば、それなり

の報酬を得るのは妥当であり、また、国政の状況は別の問題であり、それを結び付けるのはおかしいという、前向きな答弁とは言い難いものでした。

 確かに区議会議員は4年に一度選挙があり、その身分は不安定であるといえます。また、議員は活動すればするほどお金がかかる事も事実です。

しかしながら、私は、やはり区議会議員の報酬・手当の額は民間の感覚とかけ離れていると言わざるを得ないと思います。

今、民間でも、いつ何どき倒産やリストラに遭うかわからない中、働いている方もいると思います。また、平成21年の民間平均年収は406万円、現在はさらに下がっていると考えられますが、これに対し区議会議員の報酬・手当(政務調査費等)は年間総額1000万円以上が支払われています。

 私は、今後もこの区議会議員の手厚すぎる報酬・手当の削減を粘り強く訴えてゆきます。

議員の報酬及び期末手当

(H23.6月現在)

民間の給与・手当及び賞与

(H21※国税庁最新データ)

議員報酬(月額)

603,200

民間の平均

月給・手当

291,400

期末手当(3.4ケ月)※民間の賞与に当たる

2,050,880

民間の年間

平均賞与

561,000

年間報酬+期末

手当

9,289,280

民間の平均

年収

4,059,000

H12~21年の民間年間平均給与変動

306,000

(-8%)

H12~21年の民間年間平均賞与変動

246,000

(-30.5%)

H12~23年の区議会議員の年間

報酬変動

21,600

(-0.3%)

H12~23年の区議会議員の年間期末手当変動

308,620

(-13%)

※パーセンテージはすべて対H12年比率

(注)国税庁による民間の給与及び賞与のデータは平成21年が最新のもので、現在の額は当時より下がっていると考えられます。平成21年当時の議員報酬は月額60万5000円、期末手当は年間3、65ヶ月で金額にすると220万8250円でありました。平成22年に報酬は現在の額に引き下げられましたが、それでも民間の平均給与額とは、かなりの差があります。

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区政レポートVol.1より