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今、政府にのぞむ事

 

 地震発生から約4週間。街の暗さには、まだ違和感がありますが少し慣れてきました。

節電の効果もあり、今週に入り計画停電も見送られています。また、経済への悪影響が指摘されるなど、続いていた自粛ムードも少しずつ見直され、都市部では通常の生活にもどりつつあります。

 しかし、この国の現状と行く先を考えると、やはり深刻にならざるを得ません。

 もともと、約1000兆円の借金を抱えつつ、平成11年度は2年連続で税収を上回る、約44兆円の国債を発行して、924116億円の予算が組まれました。

 これに復興支援の補正予算が組まれることになります。第一次補正予算の財源は子ども手当の増額分や高速道路無料化などの予算執行を凍結する事で約3兆円超をねん出するという事ですが、今後、第二次補正予算の必要もあると考えられます。

 一方、被災地の産業への被害や発電所の損壊による電力不足、また、原発から漏えいする放射能物質の国内外への不安。これらの経済への影響は測り知れません。

 確かにいつまでも自粛ムードの中で委縮いていても、経済にも、また、精神的にも良い影響を与えるとは言えないので自粛を解いて行くのは自然なことだと思います。  しかし、政府には「国民の不安をあおるのではないか」という事を恐れず、この国の現状と、この先予測しうる事象をしっかりしたメッセージと共に伝えるべきだと思います。

それとともに、日本人の勤勉さや高い技術力を生かし、この国難を乗りきる為に、強いリーダーシップを求めます。

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