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熱意の込められた演劇

 

今日、ながつま昭議員の支援者でもある、俳優の清郷流号(きよさとりゅうごう)さんが主演・演出する「秋の灯」という演劇を観てきました。

 清郷さんは、ながつまさんが練馬区で、まだ議員になる前からの非常に深い支援者です。

 私自身は最近、たまに演劇を観るようになりましたが、清郷さんの演劇は今回初めて観させて頂きました。ちなみに私の母は、生前よく清郷さんの劇を観に行っていました。

 内容は、ある中高年の五人の兄弟・姉妹を中心とする家族の話で、無縁社会や日本の雇用情勢、また、自然と人間の在り方など、少し硬いテーマが盛り込まれていますが、劇自体はコミカルなセリフも交えた、明るい家族の会話中心に構成されています。また、劇中の一部に津軽三味線の生演奏と舞踊も取り入れられています。

 私は清郷流号さんが、ながつまさんをずっと支援してきた事を知っているので、ながつまさんが厚生労働大臣時代に取り組んでいた問題や、この国の様々な問題を、演劇を通して観客に訴えたいという気持ちが本当に痛いほど強く伝わり、終了後ロビーで清郷さんに会った時は、思わずボロボロ泣いてしまいました。

自分でも泣くとは思っていなかったのですが、劇中にだんだん、引き込まれ、いくつかの言葉が、本当に自分が普段よく思っていることであり、とても共感できたので、劇が終了した時点で、もう、すでに涙目になっていました。

 その中で、特に私が共感したのは、人間は自然の一部にすぎないという事です。

 これは誤解を招くかもしれませんが、決して宗教的な意味合いではなく、人間が発明したり、開発したりするものは、地球上の人間以外の動植物からいえば、不自然なものばかりだと言えると思います。人間の発明なども、時間的、歴史的な意味でいえば自然にできたものと捉えられるかもしれませんが、例えば、今回の地震、津波は自然災害ですが、原発事故は自然災害に起因する人災だと言えるのではないかということです。

 私は、一人間として今まで原発の開発に異をとなえ続けてきたわけではないので、原発が自然に対する冒涜だとか、挑戦だとか、という意味で非難するつもりはありません。

ただ、今後も人間が、また日本人が、今までと同じような生活や、今まで以上の発展を望む為に原発の様なエネルギーに依存するのであれば、それは考え直すべきではないのかと思います。

太陽光発電や風力発電の技術向上による、代替エネルギーによって今までの生活を維持、または発展を目指すのか、または私たちの生活様式を変えて、今までよりもエネルギー消費を少なくするのか、考え方は様々あると思います。

ただ、いずれにしろ、人間は自然には勝てないという事を認識し、エネルギー等々、自然に沿った生き方をするべきだと思います。

すみません、だいぶ話が逸れました。原発やエネルギーの話は基本的に劇の内容とは無関係です。

清郷さんがどこまでのメッセージを込めていたかはわかりませんが、観客に人間と自然の在り方を問うていたと思います。

おもしろいと言ったら、語弊があるかもしれませんが、楽しくもあり、また、考えさせられる作品です。

5/1(日)までの公演ですが、お金と時間に余裕がある方は是非観に行ってみてください。場所や日程時間などは下記の通りです。

 

「ふう流ユニット」プロデュース公演 VOL.3

秋の灯

  場所:ワーサルシアター(京王線八幡山駅より徒歩30秒)

杉並区高井戸1-8-4Toyaビル.3 B1F

TEL03-6310-6683

料金:前売4,000円、当日4,500円(日時指定・自由席)

〈チケットの問い合わせ〉090-4419-5052(高澤)

公演日程・時間

4/29(金)13:00と18:00(二回)

4/30(土)13:00と18:00(二回)

5/1 (日)13:00(一回)

 

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