活動ブログ

区民環境委員会管内所管施設視察①

今日、明日と7月3日の3日間、区民環境委員会所管の渋谷区内の施設を視察します。 今回の視察は改選後ということと、昨年まで総務区民委員会の所管だった危機管理対策部及び区民部所管の施設と都市環境委員会所管の都市整備部、土木清掃部の計15箇所を視察することになり、選定については各委員の希望を聞き、また、ここ数年の間両委員会であまり視察に行ってない施設をピックアップしました。

初日の今日は危機管理対策部所管のヒカリエの防災センター、恵比寿社会教育観備蓄倉庫、東急セルリアンタワー備蓄倉庫、ハチ公前広場等喫煙所のなどを視察しました。

 

1.防災センター 防災センターは平成24年4月に東京急行電鉄株式会社が渋谷ヒカリエをオープン後、6月に8階へ防災の拠点としての施設及び、区民サービスセンターを開設しました。 総面積は940.3㎡(区民サービスセンター部分を含む)で、発災時の災害対策本部が置かれる会議室を始め、災害対策室になる防災計画課、地域防災課、帰宅困難者対策課が配置されています。 ヒカリエの屋上には2台の高所カメラが設置されており、北側の1台は倍率35倍で、この日見せてもらった映像では3㎞以上離れた渋谷区本町の渋谷本町学園の中の人の動きが見えるほどの精度でした。 ただ、途中に建物があれば当然さえぎられ、また、雨や霧が出ている日は全く見えないという欠点もあるので、災害時の大まかな状況の把握することができると考えられますが、詳細は各避難所などからの情報を集約する防災情報システムによってつかむことになります。  その他に各地域に放送したり、連絡をとるためのデジタル防災無線システム(同時系デジタル防災無線、移動系デジタル防災無線)などが設置されています。

 

2.恵比寿社会教育館備蓄倉庫及びセルリアンタワー備蓄倉庫 恵比寿社会教育館自体は避難所に指定されていませんが、ここには避難所となる小中学校に保管されている、3日分の備蓄品の予備として、食糧品や水、毛布やトイレットペーパーなどが保管されています。 またセルリアンタワーの備蓄倉庫は、地下4階の ㎡を無償で借りており、ここには避難所に指定されている近隣の文化総合センター大和田の備蓄品が保管されています。

特に毛布、マット、寝袋等がかなりの場所を占めており、それぞれ毛布10,720枚、マットが2,680枚、寝袋が13,002枚が保管されています。 ちなみに消費期限の切れた食糧品の扱いについて聞いたところ、以前は例えば5年の消費期限のものは、4年目を迎えた時に渋谷区内の各地域に防災用品として振り分けていましたが、区全体のコストを考え直し5年間の保存を基本とし、消費期限を迎えた物については、交換の際に業者に引き取ってもらい廃棄するようになったという事です。

 

3.ハチ公前広場等喫煙所 今年の2月12日にそれまでスクランブル交差点の対面のQフロントビル前及び大盛堂書店前に設置されていた喫煙所が灰皿のみであり、改善を求める声が上がっていたため、ハチ公口交番前にパーテーション付きの灰皿6台の喫煙所が設置されました。 また、これ以前からハチ公わきに設置されていた渋谷駅ハチ公口喫煙所については、平成16年4月に設置され、経年劣化およびサインボード等の汚れのひどかったため、これまで利用者が出入口付近で溜まってしまっていたことも含め、今年の1月23日に改善がなされました。 ちなみに渋谷駅ハチ公前喫煙所は一日2回、JTが、渋谷駅ハチ公喫煙所については清掃局の委託により一日3回清掃が行われております。  渋谷区はこれまで分煙ルールをつくり、喫煙者の喫煙できる場所への誘導を進めてきましたが、2020年オリンピック・パラリンピックもあり、また、世界の流れから、この喫煙スペースの問題については、更なる対応も必要ではないかと考えます。

セルリアンタワー備蓄倉庫 災害救助用マットがぎっしり
セルリアンタワー備蓄倉庫
災害救助用マットがぎっしり