6月8日、福祉保健委員会が開かれました。
初めに福祉保健委員会所管の福祉部と健康推進部の理事者との顔合わせがあり、その後、組織と所管事業概要について、説明がありました。
福祉保健委員会に関わる事業は非常に幅広く、特別養護老人ホーム、介護保険などの高齢者福祉をはじめ、障害者福祉、予防接種などの医療を中心に、食品衛生や、中には、「ねずみ族、昆虫等の駆除に関すること。」も、福祉保健委員会の所管事業です。
概要の説明の後、早速、平成23年区議会定例会に提出された議案の内、福祉保健委員会が関わるものについて、説明がありました。
一つは、特別養護老人ホーム、あやめの苑(その)・代々木増床により、定員を54人から70人に増やす為の、渋谷区特別養護老人ホーム条例の一部改正。
もう一つは一般会計補正予算の内、日本脳炎予防接種の摂取経費1826万4千円に関するものです。
日本脳炎の予防接種については、5月20日に厚生労働省の「日本脳炎の定期の予防接種について」の一部改正について」という通知に基づき、補正予算が組まれるもので、平成17年にそれまでつかっていた日本脳炎ワクチンによる副作用の可能性があり、平成17年に国が自治体に一時的に積極的な日本脳炎ワクチンの予防接種を控えるようにさせていたのですが、西日本で日本脳炎を発症例があったことと、平成21年6月から乾燥細胞培養ワクチンという新しいワクチンが使われだしたことで、平成22年から、積極的な予防接種が再開されました。
これにより、平成7~18年度に生まれた方は、平成17~21年度に日本脳炎の予防接種を受ける機会を逃している可能性があります。
今年度の補正予算は9~10歳、小学校3・4年生の予防接種が対象です。日本脳炎の定期予防については、下記の厚生労働省HPをご覧ください。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou20/annai.html