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シンポジウム『新国立競技場、このままでほんとにいいの?』に参加しました

今日は「神宮外苑と国立競技場を未来へ手わたす会」の勉強会『新国立競技場、このままでほんとにいいの?』に参加しました。
以前から書いていますが、私は東京でのオリンピック・パラリンピックには賛成です。
しかし、過剰にお金をかけて、過大なものをつくる必要はなく、むしろ、今ある資源をできるだけ活かしつつ行うべきだと考えます。
公共事業による経済効果の為に、なんでもscrap and build なんて時代ではないと。
国立競技場の場合、例え建て替えなければならないとしても、規模の縮小や建設費の節減、また、オリンピック後の活用を考えれば、ダウンサイジングなどは当然計画すべきことだと思います。
今日の会には社会経済学者、都市計画の専門家、建築家の方のお話を伺うことができましたが、改めて、この計画が経済に偏重した再開発事業に他ならないと感じました。
コンペの手法や後追いで行なわれた都市計画審議会。そこには地域住民や働く方、また、神宮外苑周辺に愛着をもつ人の意見が取り入れられるような動きや配慮はなかったと言えます。

行政は決まったことを忠実にこなすだけですので、その手続きを淡々とこなした。
しかし、前にも書いたようにそこには、住む人、働く人、そこを行き来する人がいます。
私はこの新国立競技場建設計画が今のまま行なわれれば、この地域の景観など悪影響を及ぼすと思うとともに、ただでさえ特別養護老人ホームなどの整備が十分でないなか、1692億円(当初1300億円だったが、一時は3000億に膨れあがり、今はこの金額に落ちつかせようとしている)ものお金をかけるべきなのか、建設費、維持費の面でも、先々負担を抱えるモノになると危惧します。
140325国立競技場シンポ①

 

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