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令和3年度予算(2)教育ICTの先駆的推進(ポストコロナの新しい学び) 15億3500万円

 コロナ禍において渋谷区の小中学校では、昨年9月に導入されたマイクロソフト社のタブレットを活用して、対面での授業とオンラインでの授業を併用した、いわゆる授業のハイブリッド化を推進しています。

 今年度はさらに以下の3点を導入し、更なる教育ICTの充実を図ります。

◆ Microsoft Teamsをフル活用した多様な学習環境を整備するため、通信環境を強化

学校における、日常的な学習活動のツールとしてオンライン会議機能(Microsoft Teams)等が多用されている状況を踏まえ、学校間ネットワーク環境の回線速度を増速し、学習者用デジタル教科書導入や、専門家とつないだ遠隔授業、遠隔交流学習、遠隔合同授業、不登校の子供への支援等にも対応した環境を整備する。

◆ 学習履歴などの教育ビッグデータを活用した個別最適な学びの充実

多様な教育データの蓄積・収集、データ統合、データ分析や可視化のためのダッシュボードを構築し、これに基づく仮説・予測などのサイクルにより、きめ細かい指導の充実や学習の改善を図る。これにより、児童・生徒自身の振り返りにつながる学習成果の可視化や、教職員はデータをもとにしたきめ細かい指導を可能にするとともに、一人一人の児童・生徒の状況を多面的に確認し、学習指導、生徒指導、学校運営などの各場面において、一人一人の個性や力を最大限引き出す支援を行う。

◆ 学習者用デジタル教科書の導入(R3:モデル校での実証事業 R4:全校導入)

全国に先駆けた学習者用デジタル教科書の全校導入を目指し、令和3年度にモデル校4校において実証事業を開始する。文字等の拡大や書き込み、音声読み上げ、メモ・付箋の追加など、デジタル教科書の特性を活かした機能を活用することで、個に応じた最適な学びの実現と、時間と空間を選ばない学びの環境を整備する。

はるた学区政レポートVol.62より

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