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参議院議員選挙を終えて〜「開票立会人は何をするの?」

昨晩、参議院議員選挙、渋谷区における立憲民主党比例代表の開票立会人行い、今朝4時前に帰宅しました。
選挙結果については、東京選挙区で2議席を目指し立候補した松尾あきひろさんは大変残念な結果でした。
松尾さんには是非、次に向かってまた頑張ってほしいと思います。

さて、今日は開票立会人は何をやるのかという質問を頂いたので、簡単に説明をしたいと思います。
開票立会人は各自治体の開票所で、主に一部の自治体職員や派遣職員の方などが行う開票事務に立会います。具体的には各投票所から集められた投票箱の施錠また開けられた投票箱に投票用紙が残ってないかのチェック、その後、開票状況を見守りつつ、集計された投票用紙の確認をします。
また記載された文字に対し、事務員から説明や意見を求められることがあります。

今回の選挙の立会人は渋谷区は東京選挙区が10名、比例代表が7名でした。各政党から推薦された人で定数以上だと抽選になりますが、今回抽選が行われたのかはわかりません。
ちなみに立憲民主党からは、選挙区は小田ひろみ議員が蓮舫候補、吉田かよ子議員が松尾候補、私が比例代表の立会人でした。

投票用紙の確認は、例えば選挙区であればそれぞれの候補者名で分けられた投票用紙が500束になったものと端数の束、
また白票などの無効票500枚束と端数の束、それぞれの表につけられた台紙に各立会人の印鑑を押します。私のとなりの方は、「一年分以上の印鑑を押した」と言ってました。
ちなみに渋谷区は東京選挙区選挙の総投票数105,748票中、3,453票が白票などの無効投票でした。

私は比例代表の立会人でしたが、15の届出政党に170人以上の全国比例候補者が居ましたので、政党名はまだ良いのですが、比例候補者の個人名の集計を待つのにかなり時間がかかり、またそれぞれ500とそれに満たない数で束ねられた用紙に印鑑を押す作業は、これまでもやったことはあるもののなかなか大変でした。

最後に今回説明と意見を求められた投票用紙についていくつか書くと、まず、「民主」と書かれたもの、これについては略称を「民主党」としている、立憲民主党、国民民主党の按分になりそうですが、自由民主党、社会民主党もあるので無効票になります。
ちなみに立憲、国民がそれぞれ略称とした「民主党」の票ははっきりとはわかりませんが、1000から3000くらいあったと思われます。

つぎに「自由党」と書かれたもの、これについては、「自民党」一字誤記として認められそうですが、過去に存在したが今はない政党なので、これも無効票になります。
一方、「共和党」これは、今回、東京選挙区では共和党や自由共和党という政党所属の候補者はいましたが、比例代表選挙の届出政党にはなっていなかったので、これば共産党の一字誤記として扱われ共産党の票になりました。
なお、これらの「疑問票」については、それぞれの政党からの立会人に対し説明が行われ、了承されたものになります。

以上の作業を経て、最後に全ての投票用紙をいくつかの紙の袋に入れ、それぞれの立会人がその袋に封印を押し、立会人として投票が確定した書類(すみません正式な名称はわかりません)に署名、印鑑を押して終了となります。
東京選挙区の終了が午前1:30に対し、先ほども書いたとおり比例は全国比例候補が170名以上いたことから、終了時間が3:30過ぎになりました。
長くなりましたが、開票立会人役割はざっとこんな感じになります。
ちなみに、開票所は一般の方も参観が可能ですので、投票日の夜(翌日開票の自治体もあります)に参観に行ってみてはいかがでしょうか?

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