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令和5年第一回定例会代表質問⑥

5.環境問題
(1)次に羽田低空飛行問題についてお伺いします。渋谷区の上空を飛行機が飛び始めてから、この3月で3年目になります。この間、渋谷区議会からは国に対し令和3年10月に「羽田新ルートの運用停止を国に求める意見書」を、令和4年6月に「羽田空港新飛行ルート運用に対する地域住民の不安を解消する策を講じることを求める意見書」を送っています。
一方、渋谷区として、区長は「国の責任で説明や情報提供すべき」また安全対策等を図るよう「必要に応じて」求めていくと、これまでの答弁での積極的な姿勢は見られませんでした。
 一方で、昨年末に品川区の区長になった森沢恭子氏は、来年度予算に計上される区民アンケートに「羽田新飛行ルートについて」の設問をも盛り込むとのことです。
 是非、渋谷区においてもアンケートを行い、この問題に対して区民の声を聞く姿勢をもって頂きたいと思いますがいかがでしょうか。区長の答弁を求めます。

(2)笹塚の公道カートについて
次に笹塚3丁目の公道カートについてです。公道カートはみなさんもご存じの以前はマリカーとも呼ばれが、渋谷駅周辺でよく見かける外国人観光客が仮装をして乗っている車両です。道路交通法上はミニカーといい、排気量50cc以下または定格出力0.6kW以下と定められた普通自動車です。普通自動車ですのでヘルメット着用の義務はなく一般道で60キロまで出せるので、これまでもその危険性が指摘されてきました。その公道カート事業者が現在笹塚の住宅街で運営しており、コロナ禍を経て最近は頻繁に利用されるようになってきました。
エンジン音が大きく、隊列を組んで朝11時から夜7時のツアーまで一日5回組まれているので、特に富士見丘高裏の通りに面する住民は夜まで大きな音に悩まされています。また、出発と帰着の拠点となる事業所の周辺住民によると、公道にカートが並び、そこから異臭がすることもあるとのことです。
一方で、一部の住民や交通事業者の方などは、最近は住宅街では極力スピードを落とすなど、以前よりは走行マナーなどもよくなっているので、お互いが話あって解決できればという声もありました。
とはいえ笹塚3丁目は住宅街ですので、何等かの改善を講じるべきであると考えます。区長の答弁を求めます。

6.防災について
(1)マンション等、集合住宅の防災について
 次にマンション等、集合住宅の防災についてお伺いします。先日、あるマンションの関係者の方から、老朽化した建物の大規模改修を計画するにあたり、エレベーターを東日本大震災時に閉じ込め事案が発生した油圧式から、ロープ式に変えることで300万円ほどコストが上ってしまったというお話を伺いました。また、その方から新宿区では、エレベーター防災対策改修支援事業という補助事業をおこなっており、いくつかの条件を満たすことで、延床面積1000㎡、地上3階以上の特定建築物あれば改修助成金として最大145万6千円が受けられる制度があるので、渋谷区でも是非創設してほしい」というご意見を頂きました。
渋谷区にも一般分譲マンションの耐震化支援制度がありますが、耐震改修工事・除却工事費用助成の利用実績は2件とのことです。老朽化した建築物の安全性向上を促進するために、エレベーター改修への補助事業を行ってはどうか考えますがいかがでしょうか。区長の答弁を求めます。
また、新宿区は一定の要件を満たすマンションに、小型発電機や組み立て式トイレ、防災テントなどを支給する、マンション自主防災組織防災資機材助成事業も行っています。加えて港区では希望する共同住宅に無償でエレベーター用防災チェアを配布しています。
マンション等の防災支援として渋谷区においても進めてはどうかと考えますがいかがでしょうか。
区長の答弁を求めます。

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