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阿久根市長選の結果をみて

 昨日、鹿児島県阿久根市の市長解職請求(リコール)による出直し市長選挙が行われ、前市長の竹原信一さんを破り、新人の西平良将さんが当選した。

 詳細は投票率が82.39%で西平さんが8,509票で、竹原さんが7,645票であった。

 様々な職員、また市議会議員との軋轢を生み、結果、議会を招集せず、専決処分ですべてを決め続けた独裁的なその手法は、二元代表制で選ばれた議員に対する民意を無視したという点で問題があったと思う。

しかし、高い投票率とこの票差から読み取られるものはなんなのだろうか。

名古屋市でも、議会の解散の署名が成立し、愛知県知事選、市長選とのトリプル選挙がおこなわれることになった。

 これは有権者の地方議会、また行政への批判、不信、不満の表れであると率直に受け止めるべきだと思う。

 昨年末に「地方政府の多様化を進めるシンポジウム」という会議に参加した。そこには一般の方を含む、多くの県議会、市・区議会議員が参加していた。

 参加した多くの議員が、首長や行政側の議案がほぼ100%承認される議会の現状や存在意義、また議員の質等、様々な問題意識をもっていることが分かった。

 ながつま昭議員も役所文化と共に政治文化も変える必要があると言っているが、本当に政治家の考え方は民間企業では考えられないほど硬直的で、凝り固まっている部分があると思う。

税金で報酬が支払われる議員は、民間以上に向上心をもって議会・行政改革に臨むべきだと思う。

  地方政府の多様化を進めるシンポジウムに参加 地方政府の多様化を進めるシンポジウムに参加。 片山善博総務大臣の講演もありました。 片山善博総務大臣の講演もありました。

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