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地方議会のあり方を考える 二元代表制とは

国会では衆議院、参議院議員を選挙で選び、議会において議員の中から総理大臣が選出されます。一方、都議会や区議会など地方議会は、二元代表制によって成り立っています。都知事、区長が直接選挙で選ばれるのと同様に、議会議員もそれぞれ直接選挙で選ばれます。つまり、地方議会は首長、行政の執行機関とは独立した組織であり、そのチェック機能が求められます。しかし、実際には首長は行政の人事権など大きな権限を持っており、議会もその権力に引きずられ、いわゆる知事、区長与党化している議員会派もあります。

確かに首長選挙で議員が理念や政策の一致により、特定の候補者を支持することはあるでしょう。しかし、議会議員は個別に住民の信託を受けている以上、たとえ首長が、自分が支持した人物であっても、一定の距離を置き、常に厳しい目をもって議会に臨むことが求められます。ですので、本来、地方議会において、知事、区長与党という言葉は存在しません。

私たち民主党渋谷区議団は、区長、行政の執行機関に対して、常に是々非々の立場で、緊張感を持って、議会に臨んでいます。