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平成23年度決算が認定される バランスのとれた予算配分を

平成24年度渋谷区議会定例会が開かれました。今定例会では、平成23年度の決算審査が行われました。平成23年度一般会計歳出決算額は773億円余、歳入額は約838億円。皆様からお支払頂いた特別区民税(特別区税393億円余から軽自動車税・たばこ税を引いたもの)は357億円で、大きく落ち込んだ昨年の額と横ばいでした。

今後も税収が大幅に増えることが見込めない中、これまで以上にバランスのとれた予算配分が必要だと考えます。

【過去5年間の歳出・歳入決算額と特別区民税の流れ】

H19

H20

H21

H22

H22

歳入

880億

865億

892億

857億

838億

歳出

808億

786億

839億

809億

773億

特別区民税

414億

435億

409億

358億

357億

※一千万円以下の位は切り捨て

 

【福祉保健分科会決算について】

 決算審査は四つの分科会に分かれておこなわれました。私の所属の福祉保健分科会では、高齢者福祉、障害者福祉、保健所関係では区の関わる医療(がん検診、予防接種など)や衛生関係の事業や施設の財政や事業状況について審査が行われました。私が指摘したもののいくつかは次の通りです。

◎高齢者運転免許自主返納支援事業 

171万円(予算144万円)

事業内容=対象者区内在住の65歳以上で、平成20年9月1日~平成25年8月31日に、有効期間内のすべての運転免許を自主的に返納する人に次の特典。

・渋谷区コミュニティバス専用回数乗車券(3冊)の交付

・住民基本台帳カード交付手数料の免除(交付希望者のみ)

【H23実績】H23年返納人数=229人(H22年=262人)

【指摘】高齢者が運転に危険を感じた時、免許の自主返納を促すこの事業は有効と考える。広報等周知を。

◎セーフティーネット見守りサポート事業 2283万円(予算2072万円)

協力員104名(平均年齢69.5歳)

見守り対象者152名(同84.6歳)

【指摘】区民から活動の実態が見えないとの指摘も。活動の活発化と広報の強化を。

【健康推進部】

◎感染症予防費 

254万円(予算320万円)

・性感染症予防

【H23実績】検査実施数 梅毒130人

クラミジア128人(H23・4~3月)

・エイズ(HIV)予防

検査件数 297件 相談件数855人

【指摘】若年層の性感染症が問題になっている。教育委員会と連携し啓発に努めるべき。

区政レポートVol.11より