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第3回定例会閉会

 

 25日で第3回渋谷区議会定例会が閉会しました。新人の議員として臨んだ初の決算は、約1カ月続いた長丁場。色んな意味で大変でした。4委員会ごとにそれぞれ所管の事業の財政状況や事業内容について、区の職員に質問するのですが、私の所属する、福祉保健委員会は所管の事業が多いので、決算書をチェックするだけでもかなり時間が掛かりました。

 もうちょっと時間がほしかったのが本音です。ただ、全事業をチェックしたので、新人の私には大変勉強になりました。

   また、今回の定例会では、前回区民の方から出ていて「継続」になっていた、放射線量調査に関する請願について採択がなされ、賛成多数で区に申し入れる事になりました。

 前回の定例会でこの請願が出された時、私たち民主党は、区が一先ず、独自の放射線量測定を行うと発表していたので、まずは経過をみるという意味で請願の「継続」という立場をとりました。

  しかし、この間、福祉保健委員会の中で、様々な議論がなされ、独自調査を進めた、区の対応に一定の評価はするものの、請願の意を汲むというには、欠けていたと言わざるを得ないことから、今回は採択に至ることになりました。

 具体的にいえば、6月の給食食材サンプル調査時から、私たち肉や米、牛乳の調査も求めていましたが、当時、区は野菜のみの調査しか行わなかったこと(その後9月には肉、米、牛乳なども実施)や、また、空間の放射線量測定については、7月に東京都から小型放射線測定器(シンチレータDoseRAE2 PRM-1200)を借りて調査を行ってきたものの、この機器は精度が低く、あくまでも参考値の発表で、今月になってやっと、東京都から精度の高いシンチレーション式サーベイメータ(日立アロカメディカル社製TCS-172B)を借りて調査を初めという、対応の遅さが、今回採択を求めた、理由です。

 ただ、言えるのは、今後もこの放射線量の問題については、しっかりと調査し、経緯を見守って行くという意味では、この請願を採択して終わりではないということです。

 特に、最近柏市で非常に高い放射線量が検出されていることや、原因は福島原発ではありませんでしたが、世田谷の高数値の放射線量の問題もあり、お子様をお持ちの保護者の方は、大変心配になっていると思います。

 渋谷区内で万が一高い数値がでた時に、除染など、どの様な対策をとるべきかという事も含め、今後も議論を続けて行きます。 私が買った測定機、右のはおもちゃみたいだと思ったけど、以前、柏(実家)で測ったときは、やっぱりかなり高くでました。

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