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新国立競技場問題① 新国立競技場建設費1625億円があれば何ができる?~国の予算との比較~

◎子ども・子育て支援

子ども・子育て支援新制度における、「量的拡充」保育施設の受け皿(28万人分)、放課後学童クラブ受け入れ(20万人)3027億円➡半分以上を賄うことができる

◎医療

国民健康保険等の低所得者保険料軽減措置の拡充 (国民健康保険料の5割軽減及び2割軽減の対象者拡大)612億円➡3年分に相当

◎介護

・介護職員の処遇改善 (介護サービス料金[介護報酬]改定において、月額+1.2万円相当を新たに措置)784億円➡更なる改善がおこなえる

・認知症施策の推進など地域支援事業の充実236億円➡約7分の1の額で賄える

◎教育

いじめ対策等総合推進事業 49億円、特別支援教育の充実 145億円➡さらなる拡充ができる!

◎その他

沖縄振興交付金 1618億円➡全額に相当

一方で…原発関係予算 廃炉研究の加速化への予算はたった38億円しか計上せず!

ちなみに…平成26年度の渋谷区の一般会計予算は827億円で約2年分に相当!

※1/14に閣議決定された平成27年度予算政府案より

※平成27年度予算に新国立競技場建設費1625億円全額は計上されてはいない。あくまでも各事業予算額との金額上の比較

 

【他のスタジアムとの比較】

大会

スタジアム名

建設年

収容人数※

建設費

2000年シドニー

スタジアムオーストラリア

1996年

8万3500人(最大)

約700億円

2002年日韓W杯

横浜国際競技場(日産スタジアム)

1998年

7万2000人

603億円

2008年北京

北京国家体育場(鳥巣)

2008年

9万1000人(8万人)

約500億円

2012年ロンドン

オリンピックスタジアム

2011年

8万人(6万人)

約800億円

2020年東京

新国立競技場

2019(予定)

8万人(予定)

1625億円(予定)

※大会はオリンピック・パラリンピック。横浜国際競技場は2002年サッカーワールドカップ日韓大会の決勝スタジアム。

※収容人数のシドニーの「最大」は可動席を入れた場合。ロンドン、北京のスタジアムはオリンピック開催時。( )内は通常の席数。

 

区政レポートVol.24 新国立競技場問題 特集号より