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新国立競技場問題③ 新国立競技場建設についての私の考え

《オリンピック・パラリンピックと新国立競技場建設についての私の考え》

私は昨年6月の議会で区長に対し、新国立競技場建設における渋谷区民への住環境、防災上などの観点から質問をしました。

 その時も述べましたが、私はオリンピック・パラリンピック招致自体には反対をしていません。子どもたちや、障がいのある方にスポーツを通して、夢や生きがいを持ってほしいと考えています。

しかし、1625億円という巨額な建設費と、年間46億円という維持管理費がかかる屋根付き、8万人収容の巨大なスタジアムは、今後、急速に少子高齢化、人口減少が進むこの国にとって先々にツケを残しかねず、本当に必要だとは考えられません。

 

《ザハ・ハディド展をみて》

昨年末、東京オペラシティーアートギャラリーで開催された新国立競技場の建築家ザハ・ハディド氏の展覧会にいってきました。

 確かにザハ氏の建築は斬新で、人を圧倒する、魅力のあるものでしたが、それは建築物というより″芸術作品“で、とりわけ現状の競技場のデザインは修正がなされ、当初のダイナミックさも失われており、このままスタジアム建設が進むことの意味自体を、改めて考えさせられるものでした。

 

新国立競技場

画像は当初案から修正されたもの:JSC基本設計案資料より

区政レポートVol.24 新国立競技場問題 特集号よ