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第三回定例会本会議質問①

1.羽田空港増便問題について

【はるた質問】8月8日に国土交通省は、来年3月29日から羽田空港増便に伴う都心上空低空飛行ルートの運用を発表した。区長はこの決定に対し「国の責任において引き続き丁寧な説明と十分な情報提供を行うよう、安全対策等に対して、更なる取組の強化を図るよう、国に対して強く求める」という発言をしている。一方で、渋谷区はそれに先立ち、国交省のそれまでの「地元の理解を得て」という方針に対し、「決定は国の判断、責任で」という意見を出している。渋谷区には区民の命と財産を守る責任がある。なせ、そのような責任を転嫁し、事業自体を黙認するような意見を出したのか。その真意はどういうことか。区長の答弁を求める。

【区長答弁】今回の事業は国の事業であり、区は一貫して国の責任での対応を求めている。区の出した意見が責任転嫁、事業の黙認というのは見解の相違。

【はるた再質問】

では、区長自身は「地元の理解が得られている」と考えているか

【区長再答弁】区民の理解が得られているとは思っていないから国に責任をもって理解をするように伝えている。あなたが連れてきた反対派の方たちの意見も集約して伝えている。なんでそういうことを聞くのか。

【はるた再々質問】区長から「地元の理解を得られているとは考えていない」という答弁があった。で、あれば区長は決定後に「地元の理解は得られていない」という発言をするべきであったと考えるがどうか。

【区長再々答弁】言葉尻を取られると怖いので、正確に言うが、反対している区民の人もいるということ。すべての区民が反対しているということではない。それだけちゃんとわかって頂ければと思う。

【質問を終えて】 再質問に対する答弁で区長は「地元の理解を得られているとは思っていない」とはっきりと言いましたが、その後の再々質問の答弁では取り繕うように「すべての区民が反対しているわけではない」と言い直しました。 しかし本質はこの計画に不安を持つ区民がいるという事実です。またこれまでの国の対応を見ても、その不安に対し丁寧な説明をしているとは言えません。改めてこの計画は撤回するべきだと考えます。

はるた学区政レポートVol.54より

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