活動ブログ

令和元年度決算審査 文教分科会

決算の審査は決算特別委員会が設置され、4つの常任委員会を基本とした分科会ごとに行われます。私は子育て、教育などを所管する文教分科会で審査を行いました。

●いじめ実態調査のあり方について

昨年度の区立小中学校のいじめ認知件数は小学校が816件、中学校が19件、うち重大事態と認識されるものは小学校が5件、中学校は1件であった。

 平成30年度から小学校におけるいじめの定義として、比較的軽微な「からかい」「悪口」なども加えられ認知件数が急激に増えた。一方で、中学校でのいじめ件数に大きな変化はない。中学校での「からかい」なども、本人が嫌だと感じればいじめではないか。中学校においても、子どもたちの声をしっかりと把握できる調査をするべきだと指摘をした。

●学校をサポートする指導室の体制の強化を

 学校でおこる様々な問題について、学校だけでは対応できない場合は指導室が関わることになる。現状、指導室の負担はかなり大きい。さらに人員を増やし各学校をサポートできる体制の強化を求めた。

●教員のわいせつ・セクハラ行為について

 報道によると全国で2019までの5年間で、わいせつ・セクハラ行為で懲戒処分を受けた公立小中高校などの教員は1030人に上るという。

当区においても、被害者は渋谷区の子どもではなかったものの、残念ながら、昨年教員が逮捕される事件が起きた。教育委員会によると、少なくともここ数年では区立小中学校の児童・生徒への教員のわいせつ行為などの報告はないという。しかし、もし仮に起きれば子ども達からは声を上げられないのではないか。教員によるわいせつ行為は絶対に許されない。子ども守るため、児童・生徒、保護者の声に耳を傾ける、新たな相談体制の構築を求めた。

区内2校目の校庭天然芝生化

長谷戸小学校に次いで、昨年度、鳩森小学校の校庭が天然芝生化された。

天然芝はメンテナンスの難しさや経費面など課題も多く、今のところ他の学校での導入予定はないとのことだが、引き続き導入の検討を求めた。

また、人工芝についてはマイクロプラスチックの問題が指摘されている。環境に配慮した素材への切り替えも見据え、研究することを要望した。

区政レポートVol.61より

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。