平成28年11月10日
区民環境委員会行政視察報告 山形市
1.空き家バンク
山形市で平成28年8月1日から空き家バンク事業をおこなっている。
空き家バンクとは、自治体が空き家の売却や賃貸を希望する所有者から、その物件の情報をホームページなどに公開し、希望者に情報を提供することに、空き家の利用促進を図るもので、東北地方では秋田市、盛岡市の県庁所在地、また、山形県内においても鶴岡市、天童市、山辺市、中山町等、35市町村のうち、24市町村で行われている。
山形市においてこの事業の設立されるまでには、平成25年に山形県宅地建物取引行協会山形から市の空き家対策に関する要望書が提出され、その後、市議会で空き家バンクについての質問があり、今年7月に山形県宅地建物取引行協会及び公益社団法人全日本不動産協会山形県本部と空き家バンク実施の協定を結ばれたという経緯がある。
《山形市の空き家バンクの仕組み》
(1)空き家を売却・賃貸したい方の流れ
①山形市に空き家所有者から空き家バンク登録の相談
②山形市が協力する宅建業者(協力事業者)を紹介
③所有者と宅建業者が媒介契約を締結
④山形市空き家バンクに空き家物件の登録申請
※④の手続きが完了次第、山形市公式ホームページにて物件情報(番地等の詳細情報を除く)を紹介
(2)空き家を購入・賃貸したい方の流れ
①空き家バンク利用の登録
②空き家物件の詳細紹介
③現地見学(山形市職員、宅建業者、利用希望者の3社が立会い)
④利用希望者が山形市へ契約交渉申込み
今後の課題としては、平成28年11月10日現在、山形県宅地建物取引業協会山形の237事業者のうちの60事業者と、公益社団法人全日本不動さん協会山形県本部100事業者のうち11事業者が協力事業者となり、空き家の利用希望者が17件のある一方で、空き家の登録物件が1件であり、この事業の周知が必要。
今後、広域的に情報を発信するために東京都などのホームページにも、リンクを設置すること。また、空き家の所有者などに空き家バンクの情報が伝わるように平成29年度は固定資産税の案内に、空き家バンクのチラシなどを同封する予定であるという。
加えて、空き家を売却・賃貸するための整備を促すために、山形市が行っている住宅リフォーム総合支援事業の予算要求を行っている。

